スリランカ現地法人奮闘日記

スリランカ現地法人Lanka Creative Partnersのスリランカと世界を繋ぐアクティビティー記録

政府と連携しながら、スリランカの社会課題を解決していくプロジェクトがスタート。

スリランカ政府と連携した社会課題解決プロジェクトが始動しました。経済産業省大臣補佐チームと農林水産省専属スタッフと連携した酪農問題を解決していきます。

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(写真:視察した酪農会社所有の牛舎。スリランカには3万頭近い乳牛がいます。)

スリランカ国民にとって、牛乳は生活に欠かせないものです。紅茶の消費量は、世界の主要生産国ゆえ、とてもよく飲みます。また紅茶を飲むときは、ミルクティーにして飲む習慣があります。ここで牛乳を習慣的に使う食文化があります。またヨーグルトやチーズ等の消費も活発です。

 

しかし、乳牛の数は不足しているだけなく、現在いる乳牛1頭から産出される牛乳量は減っているゆえ、ほとんどを輸入に頼っているそうです。主要輸入相手国は、オーストラリアやニュージーランドと聞きます。

 

そこで、乳牛生産量の原因を分析したところ、問題が特定できました。そして、その問題解決ができるテクノロジーを、スリランカに紹介していくプロジェクトが始まりました。経済産業省大臣補佐チームや農林水産省専属コーディネーターと連携したスリランカ国内の牛乳生産量工場を目的として事業がスタートします。

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(写真は、経済産業省大臣補佐チームと農林水産省専属コーディネーターたち)

スリランカ最大手の乳製品製造メーカー等を巻き込みながら、生産量向上だけでなく、生産された牛乳を適正価格で購入し、消費してもらえる仕組み作りを行っていきます。

 

今回は、スリランカ政府関係者から要望をいただき、日本にあるテクノロジーによって、乳牛問題を解決できるそうです。すでに、日本企業とのコーディネートが終え、試験場で実証実験が始まります!

 

社会課題を解決するだけでなく、生産者と製造会社、そして消費者の「三方よし」の構造を考えながら、プロジェクトを実施していきます。